賃貸物件の内見で見るべきポイント15選!契約前に確認したい場所とは?

不動産営業担当者から賃貸物件の説明を受ける男女 不動産賃貸

「写真ではきれいだったのに、実際に住んでみたら思っていたのと違った……」

賃貸マンションやアパートでは、そんな失敗をできるだけ避けたいものです。

部屋探しでは家賃や間取り、駅からの距離などに目が行きがちですが、実際の住みやすさはそれだけでは決まりません。

日当たりや騒音、収納、コンセントの位置、水回り、スマートフォンの電波など、実際に現地へ行かなければわからないこともたくさんあります。

そして一度契約してしまえば、「やっぱり気に入らなかった」という理由だけで簡単にやり直せるものではありません。

そこでこの記事では、賃貸物件の内見で確認しておきたいポイントを15項目に分けて、わかりやすく紹介します。

これからマンション・アパートを探す方は、ぜひ内見時のチェックリストとして活用してください。

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賃貸物件の内見はなぜ大切?

現在では、不動産会社のホームページや賃貸情報サイトを見るだけでも、かなり詳しい情報を確認できます。

室内写真だけでなく、間取り図や設備、周辺環境なども調べられます。

しかし、写真だけではわからないことがあります。

例えば、

  • 実際の日当たり
  • 隣や上階から聞こえる音
  • 室内のにおい
  • 収納の使いやすさ
  • 共用部分の管理状態
  • 周辺道路の交通量

などです。

写真は部屋を広く見せるために広角レンズで撮影されていることもあります。

「写真では広く見えたのに、実際に行ったら思ったより狭かった」ということもあるでしょう。

だからこそ、可能であれば契約前に一度は自分の目で物件を確認しておきたいところです。

それでは、内見でチェックしたい15のポイントを見ていきましょう。


賃貸物件の内見で見るべきポイント15選

① 日当たり・部屋の明るさ

まず確認したいのが日当たりです。

間取り図に「南向き」と書かれていても、必ずしも一日中明るいとは限りません。

窓の前に大きな建物があれば、日差しが遮られることがあります。

実際に部屋へ入ったらカーテンを開け、

「照明をつけなくてもどのくらい明るいか」

を確認してみましょう。

ただし、日当たりは内見する時間帯や季節、天候によっても大きく変わります。その日の印象だけで判断しないことも大切です。


② 騒音・防音性

住み始めてから後悔しやすいポイントの一つが「音」です。

内見中は会話をしているため、周囲の音に気づきにくいことがあります。

少しの間、会話をやめて静かにしてみましょう。

隣室や上階の生活音、廊下を歩く音、車や電車の音などを確認します。

壁を軽く叩いてみて、極端に響かないか確認するのも一つの方法です。

ただし、昼間は静かでも夜になると周辺の雰囲気が変わる物件もあります。

音が気になる方は、曜日や時間帯を変えて建物周辺を確認してみるのもおすすめです。


③ 室内のにおい・カビ

意外と見落としやすいのが「におい」です。

部屋へ入った瞬間、

「なんとなくカビ臭い」

「排水口のようなにおいがする」

と感じた場合は注意しましょう。

長期間空室だったため一時的に排水口からにおいが上がっている場合もありますが、湿気やカビなどが原因の可能性もあります。

特に、

クローゼット・押し入れ・洗面所・浴室・窓の周辺

は確認しておきたい場所です。


④ 壁・床・天井の状態

壁紙の汚れや傷だけではなく、床や天井も見てみましょう。

天井や壁に不自然なシミがあれば、過去に雨漏りや水漏れがなかったか確認してもよいでしょう。

床が大きく傷んでいないか、歩いたときに不自然な沈みや傾きを感じないかも確認します。

また、入居前から存在する傷や汚れについては、入居後のトラブル防止のためにも記録を残しておくことが大切です。

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⑤ 収納スペース

部屋が広くても、収納が少なければ生活スペースに荷物があふれてしまいます。

クローゼットや押し入れは、扉を開けて中まで確認しましょう。

見るべきなのは単純な広さだけではありません。

奥行き、高さ、棚の位置などを確認し、

「自分が持っている荷物を本当に収納できるか」

を考えてみます。

特に衣類や布団が多い方は重要です。


⑥ コンセントの数と位置

実際に生活を始めてから「ここにコンセントがない!」と気づくことがあります。

テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、パソコン、ベッド、スマートフォンの充電など、現在の生活では多くの電源を使用します。

コンセントが何個あるかだけでなく、どこにあるのかも確認しましょう。

家具の配置を考えながら見るとわかりやすくなります。


⑦ スマートフォンの電波

これも現代の部屋探しでは重要です。

内見中に自分のスマートフォンを確認してみましょう。

建物の構造や部屋の位置などによって、場所によっては電波が入りにくいことがあります。

特に自宅で電話やインターネットをよく利用する方は確認しておきたいところです。

インターネット回線を重視する場合は、利用できる回線や無料インターネット設備の内容についても不動産会社へ確認しておきましょう。


緑が見える大きな窓のある、白を基調としたモダンなキッチン

⑧ キッチンの使いやすさ

キッチンは毎日の生活に関わる場所です。

料理をよくする方なら、

  • コンロの数
  • 調理スペース
  • シンクの大きさ
  • 収納
  • 冷蔵庫置き場

などを確認します。

特に冷蔵庫置き場はサイズを測っておきましょう。

現在使っている冷蔵庫が入らないとなれば、買い替えが必要になる可能性があります。


⑨ 浴室・トイレ・洗面所

水回りは念入りに確認しておきたい場所です。

浴室のカビや汚れだけでなく、換気扇や排水口なども確認しましょう。

トイレや洗面所についても、広さや収納、使いやすさを見ておきます。

可能であれば、不動産会社の担当者に確認したうえで水を流し、水圧や排水の状態を確認するのもよいでしょう。


⑩ 洗濯機置き場

意外な落とし穴になるのが洗濯機置き場です。

防水パンのサイズや蛇口の高さなどによっては、所有している洗濯機が設置できない場合があります。

特に大型のドラム式洗濯機などを使っている場合は注意が必要です。

洗濯機本体だけでなく、搬入するために玄関や廊下を通れるかも確認しておきましょう。


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⑪ 窓・ベランダ

窓を実際に開けてみましょう。

開閉しにくくないか、鍵は問題なくかかるかなどを確認します。

ベランダがある場合は、

  • 洗濯物を干せる広さか
  • 周囲から室内が見えすぎないか
  • 鳥のフンなどで極端に汚れていないか
  • 隣の建物との距離

なども見ておきましょう。

窓から何が見えるかという「眺望」だけではなく、外から自分の部屋がどう見えるかも重要です。


⑫ エアコン・暖房設備

エアコンが設備として付いているのか、それとも前の入居者が残していったものなのかによって、故障時の扱いが異なる場合があります。

内見時に確認しておきましょう。

また、北海道など寒冷地では暖房設備も非常に重要です。

暖房の種類によって冬場の使い勝手や光熱費も変わります。

「暖房器具があるから大丈夫」ではなく、どのような暖房設備なのかまで確認しておきたいところです。


⑬ 玄関・廊下・階段・エレベーター

部屋の中だけでなく、建物の共用部分も大切です。

玄関から部屋まで実際に歩き、

  • 廊下の幅
  • 階段
  • エレベーター
  • 照明
  • 清掃状態

などを確認します。

大型家具を搬入できるかという点でも重要です。

また、年齢を重ねてから長く住むことを考えるのであれば、階段しかない建物よりエレベーターのある物件のほうが暮らしやすい場合もあります。


⑭ ゴミ置き場・駐輪場・共用部分

物件の管理状態は室内だけでは判断できません。

ゴミ置き場が極端に散らかっていないか、郵便受け周辺にチラシが大量に放置されていないか、駐輪場が乱雑になっていないかなども見てみましょう。

もちろん内見した一日だけで住民全体のマナーを判断することはできません。

それでも、建物が日頃どのように管理されているのかを知る一つの材料にはなります。


⑮ 周辺環境・夜道・生活のしやすさ

最後は建物の外です。

内見が終わったら、そのまま帰らずに少し周辺を歩いてみることをおすすめします。

スーパー、コンビニ、病院、ドラッグストア、駅、バス停など、普段利用しそうな場所まで実際に歩いてみます。

「駅まで徒歩10分」と書かれていても、坂道が多かったり、信号が多かったりすると体感時間は変わります。

また、昼間は明るくても夜になると人通りが少なくなる道もあります。

可能なら時間帯を変えて周辺を確認しておくと、より安心です。


白を基調とした壁やソファーのある、落ち着いた雰囲気のリビング

内見にはメジャーとスマートフォンを持っていこう

内見するときは、手ぶらで行くより簡単な道具を持っていくと便利です。

特におすすめなのが、

  • スマートフォン
  • メジャー
  • メモ帳またはスマートフォンのメモ機能
  • 自分の家具・家電のサイズを書いたメモ

です。

スマートフォンがあれば写真や動画を残せます。

ただし、室内を撮影するときは不動産会社の担当者に一言確認してから撮影しましょう。

メジャーでは冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファなどを置く場所を測ります。

複数の物件を一日に見ると、「どの部屋がどうだったのか」が意外とわからなくなります。

写真とメモを残しておけば、帰宅後に落ち着いて比較できます。


内見で気になることがあったら遠慮せず質問しよう

内見は「部屋を見せてもらうだけの時間」ではありません。

わからないことを確認する大切な機会でもあります。

例えば、

「この傷は入居前に直りますか?」

「エアコンは付帯設備ですか?」

「インターネット回線は何が使えますか?」

「ゴミ出しは何曜日ですか?」

「駐車場に空きはありますか?」

など、気になることがあれば担当者に確認しましょう。

契約してから聞くのではなく、契約する前に確認する。

これが賃貸物件選びでは大切です。


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「ここに決めなければ取られる」と焦らない

人気物件の場合、「ほかにも検討している人がいます」と言われることがあります。

実際に申し込みが入る可能性はあります。

だからといって、十分に確認しないまま焦って決めるのはおすすめできません。

家賃は毎月支払う大きな固定費です。

さらに引っ越しには敷金・礼金・仲介手数料・保証料・引っ越し代など、さまざまな費用がかかることがあります。

数分の内見で決めてしまうのではなく、

「自分がここで毎日生活する姿を想像できるか」

という視点で考えてみましょう。

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まとめ|内見では「部屋のきれいさ」だけを見ない

賃貸物件の内見というと、どうしても部屋の広さやきれいさに目が行きます。

しかし本当に確認したいのは、そこで毎日快適に暮らせるかどうかです。

今回紹介した15項目をもう一度まとめます。

  1. 日当たり・部屋の明るさ
  2. 騒音・防音性
  3. 室内のにおい・カビ
  4. 壁・床・天井の状態
  5. 収納スペース
  6. コンセントの数と位置
  7. スマートフォンの電波
  8. キッチンの使いやすさ
  9. 浴室・トイレ・洗面所
  10. 洗濯機置き場
  11. 窓・ベランダ
  12. エアコン・暖房設備
  13. 玄関・廊下・階段・エレベーター
  14. ゴミ置き場・駐輪場・共用部分
  15. 周辺環境・夜道・生活のしやすさ

すべての条件を満たす完璧な物件を見つけるのは難しいかもしれません。

大切なのは、「自分にとって絶対に譲れない条件」と「多少なら妥協できる条件」を分けておくことです。

家賃が少し安くても、毎日の騒音が気になれば快適には暮らせません。

反対に、多少古い物件でも、立地がよく、管理が行き届き、自分の生活に合っていれば良い住まいになることもあります。

内見は、間取り図や写真ではわからない「実際の暮らし」を確認する機会です。

焦らず、自分の目と耳でしっかり確認して、納得できる部屋を選びましょう。

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