マイケル・ジャクソンの4大アルバム、結局どれが最高なのか?『Off the Wall』『Thriller』『BAD』『Dangerous』を徹底比較!

マイケル・ジャクソンのアルバム『BAD』のジャケット写真 趣味

マイケル・ジャクソンの4大アルバム、結局どれが最高なのか?!

マイケル・ジャクソンのアルバム『オフ・ザ・ウォール』のジャケット写真
マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』のジャケット写真

マイケル・ジャクソンといえば、世界中の誰もが知るスーパースターです。

「Billie Jean」「Beat It」「Beat It」「Smooth Criminal」「Black or White」など、数え切れないほどの名曲を残し、音楽だけでなく、ダンスやミュージックビデオの歴史まで変えてしまいました。

そんなマイケル・ジャクソンのキャリアを語るうえで、絶対に外せないアルバムがあります。

それが、

  • 『Off the Wall(オフ・ザ・ウォール)』
  • 『Thriller(スリラー)』
  • 『BAD(バッド)』
  • 『Dangerous(デンジャラス)』

の4作品です。

いずれもマイケル・ジャクソンを代表する超名盤。

しかし、ここで一つ疑問が浮かびます。

「結局、この4枚の中で一番凄いアルバムはどれなのか?」

売上なら『Thriller』。

では、音楽的な完成度なら?

マイケルらしさなら?

アルバム全体の完成度なら?

そして、今聴いても一番カッコいいのは?

今回は、この4枚をさまざまな角度から比較し、「マイケル・ジャクソンの最高傑作はどれなのか?」を考えてみたいと思います。

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1.『Off the Wall』――すべてはここから始まった

「Rock With You」のタイトルが見られるマイケル・ジャクソンの画像

まずは1979年に発売された『Off the Wall』。

このアルバムを一言で表現するなら、

「若きマイケル・ジャクソンの才能が爆発したアルバム」

ではないでしょうか。

当時のマイケルは、すでにジャクソン5時代からスターとして知られていました。

しかし、『Off the Wall』によってマイケルは、単なる「元ジャクソン5の少年」ではなく、一人のソロ・アーティストとして世界的な存在感を示すことになります。

「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」

「Rock with You」

「Off the Wall」

「She’s Out of My Life」

など、現在でも愛されている名曲が並びます。

特に面白いのは、このアルバムには後の『Thriller』や『BAD』とは違う、若々しく、伸びやかで、楽しそうなマイケルがいることです。

ディスコ、ファンク、ソウル、ポップなどを取り入れながら、非常に洗練されたサウンドに仕上がっています。

そして、この作品をプロデュースしたのがクインシー・ジョーンズ。

この出会いが、後の『Thriller』『BAD』へと続いていきます。

つまり『Off the Wall』は、

「マイケル・ジャクソン黄金時代の出発点」

だったのです。


2.『Thriller』――もはや説明不要のモンスターアルバム

マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』ジャケット写真
マイケル・ジャクソンの代表曲「スリラー」のミュージックビデオのワンシーン
1983年のテレビ番組『モータウン25』で「ビリー・ジーン」を歌ったマイケル・ジャクソンの画像

そして1982年。

マイケル・ジャクソンは、音楽史を変えてしまいます。

それが『Thriller』です。

「Wanna Be Startin’ Somethin’」

「Baby Be Mine」

「The Girl Is Mine」

「Thriller」

「Beat It」

「Billie Jean」

「Human Nature」

「P.Y.T.」

「The Lady in My Life」

……。

今見ると、あまりにも豪華すぎるラインナップです。

特に「Billie Jean」「Beat It」「Thriller」の存在感は圧倒的。

さらに「Thriller」のミュージックビデオは、単なる楽曲の映像ではなく、短編映画のような作品として制作されました。

マイケルは音楽を「聴くもの」から、「見るもの」へと変えていったアーティストの一人でもあります。

そして『Thriller』は世界的な大ヒットとなり、マイケルを世界最大級のポップスターへと押し上げました。

このアルバムについては、

「最高傑作はThrillerで決まり!」

と言われても、誰も文句を言えないでしょう。

しかし……。

ここで少し考えてみたいのです。

「売上や知名度を全部取り払って、純粋にアルバムとして評価したら、本当にThrillerが1位なのか?」

これが今回のテーマの重要なポイントです。

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3.『BAD』――「Thrillerの次」という最大のプレッシャー

マイケル・ジャクソン『BAD』のミュージックビデオのワンシーン
マイケル・ジャクソン「スムーズ・クリミナル」のミュージックビデオや映画『ムーンウォーカー』などで見られる、身体を斜めに傾ける「アンチ・グラビティ・リーン」のパフォーマンスシーン

1987年に発売された『BAD』。

このアルバムを評価するとき、絶対に忘れてはいけないことがあります。

それは、

「前作がThrillerだった」

ということです。

考えてみてください。

世界的な記録を作ったアルバムの次に、どんな作品を作ればいいのでしょうか?

これはマイケルにとって、とんでもないプレッシャーだったはずです。

しかし『BAD』は、そんな期待に正面から挑みました。

「Bad」

「The Way You Make Me Feel」

「Man in the Mirror」

「Dirty Diana」

「Smooth Criminal」

など、これまた名曲だらけ。

『Thriller』よりも全体的に攻撃的で、力強い印象があります。

特に「Smooth Criminal」は、マイケルのダンスと映像表現を象徴する楽曲の一つ。

一方で「Man in the Mirror」は、それまでのマイケルとはまた違った社会的なメッセージ性を感じさせる名曲です。

『BAD』は、

「完璧なエンターテイナーとしてのマイケル」

を強く感じさせるアルバムだと思います。


4.『Dangerous』――マイケルは新しい時代へ進んだ

マイケル・ジャクソンのアルバム『デンジャラス』のジャケット画像
マイケル・ジャクソン「ブラック・オア・ホワイト」のミュージックビデオの撮影現場をとらえた一コマ
マイケル・ジャクソンの名曲「Remember the Time」のミュージックビデオの一場面

そして1991年。

『Dangerous』が発売されます。

ここでマイケルは、さらに大きく変化します。

『Off the Wall』から『Thriller』。

『Thriller』から『BAD』。

そして『BAD』から『Dangerous』。

この4枚を並べてみると、マイケルが同じ場所にとどまることを嫌っていたことが分かります。

『Dangerous』では、ニュー・ジャック・スウィングなど当時の新しいサウンドを積極的に取り入れました。

「Black or White」

「Remember the Time」

「In the Closet」

「Jam」

「Heal the World」

「Dangerous」

など、非常にバラエティ豊かな作品になっています。

「Black or White」ではロック的な要素を取り入れ、

「Remember the Time」ではファンクやR&Bの魅力を見せ、

「Heal the World」では世界平和をテーマにした壮大なメッセージを打ち出す。

つまり『Dangerous』には、

「これまでのマイケル」と「新しいマイケル」

の両方が存在しています。

そして、この作品を聴くと、

「マイケルは『Thriller』の再現をしようとはしていなかったのではないか?」

と感じます。


5.4枚を比較すると、それぞれの個性が見えてくる

ここで4枚を簡単に比較してみましょう。

アルバム最大の魅力マイケルの印象
Off the Wallファンク・ソウル・ポップの融合若く自由なマイケル
Thriller圧倒的な完成度と革新性世界のスーパースター
BAD攻撃性・ダンス・エンターテインメント完璧なポップスター
Dangerous新しいサウンドへの挑戦進化するアーティスト

こうして見ると、非常に面白いことが分かります。

4枚とも「マイケルらしさ」が違うのです。

『Off the Wall』は「音楽」。

『Thriller』は「革命」。

『BAD』は「エンターテインメント」。

『Dangerous』は「挑戦」。

そんなふうに考えることもできます。


6.「売上」だけなら『Thriller』が圧倒的

ここは異論の余地がほとんどありません。

世界的な成功という意味では『Thriller』は別格です。

しかし、アルバムの評価を売上だけで決めてしまうと、少し面白くありません。

例えば映画でも、

「一番興行収入が高い映画=一番芸術性が高い映画」

とは限りません。

音楽も同じです。

だから今回は、

①楽曲の完成度
②アルバム全体のまとまり
③革新性
④マイケルらしさ
⑤現在聴いても楽しめるか

という観点から考えてみます。


7.楽曲の完成度なら『Off the Wall』も負けていない

個人的に非常に評価したいのが『Off the Wall』です。

『Thriller』ほど「世界を変えた」というイメージはありません。

しかし、何度聴いても古さを感じにくい。

これが凄いところです。

「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」や「Rock with You」を現在初めて聴いたとしても、

「これ、1979年の曲なの?」

と思う人も多いのではないでしょうか。

若いマイケルの歌声も素晴らしい。

そして何より、聴いているだけで楽しくなる。

これは『Off the Wall』の大きな魅力でしょう。


8.「マイケルらしさ」なら『BAD』?

では、マイケル・ジャクソンらしさが最も感じられるのはどれでしょうか?

私は『BAD』を推したいと思います。

「Bad」

「The Way You Make Me Feel」

「Smooth Criminal」

「Dirty Diana」

などを聴いていると、

「これぞマイケル・ジャクソン!」

という感覚があります。

音楽、ダンス、ファッション、ミュージックビデオ。

すべてが一体となっています。

『BAD』は、マイケルという人物そのものを最も強烈に感じられるアルバムなのではないでしょうか。


9.「音楽的な挑戦」という意味では『Dangerous』

そして、個人的に最も面白いのが『Dangerous』です。

なぜなら、

「これほど成功したマイケルが、さらに新しい音楽へ挑戦している」

からです。

普通なら、『Thriller』や『BAD』の成功を考えれば、その路線を続ければいい。

しかしマイケルはそうしませんでした。

新しいプロデューサーやサウンドを取り入れ、90年代の音楽シーンに合わせて自分自身を変化させていきます。

この姿勢は非常にアーティストらしいと思います。

だからこそ、

「Dangerousこそ最高傑作」

という評価も十分に成立するのではないでしょうか。


10.では、結局どのアルバムが最高なのか?

ここまで比較してきましたが、そろそろ結論です。

私ならこう評価します。

🥇第1位 『Thriller』

やはり強い。

楽曲、歌、ダンス、映像、革新性、世界的な影響力。

総合力ではやはり『Thriller』が一歩抜けています。

「マイケル・ジャクソンの最高傑作は?」

と聞かれたら、まず『Thriller』を挙げるのが最も自然でしょう。


🥈第2位 『Dangerous』

しかし、私が個人的に非常に高く評価したいのは『Dangerous』。

単なる『Thriller』の二番煎じではなく、新しい時代へ進もうとしたマイケルの姿が見えます。

「最も挑戦的なマイケル」

という意味では、この作品が一番でしょう。


🥉第3位 『BAD』

「Bad」「Smooth Criminal」「Man in the Mirror」など、代表曲の強さは凄まじい。

マイケル・ジャクソンというエンターテイナーを堪能するなら、むしろ『BAD』が一番好きという人も多いでしょう。

第4位 『Off the Wall』

4位とはいっても、決して「劣っている」という意味ではありません。

むしろ、

「一番リラックスして聴けるマイケル」

という意味では、『Off the Wall』が一番好きという人もいるでしょう。


11.でも、本当の答えは「人によって違う」

ここが今回の記事で一番伝えたいところです。

結局、

「マイケル・ジャクソンの最高傑作はどれなのか?」

という質問に、絶対的な答えはありません。

若いマイケルの歌声が好きなら『Off the Wall』。

歴史的な完成度なら『Thriller』。

マイケルらしいエンターテインメントなら『BAD』。

新しい音楽への挑戦を楽しみたいなら『Dangerous』。

つまり、

「どのマイケルが好きなのか?」

によって答えが変わるのです。


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12.私が選ぶ「マイケル・ジャクソン最高傑作」は……

最後に、あえて一枚だけ選ぶなら――。

私はやはり、

『Thriller』

を選びます。

やっぱり強いです。

これほどまでに有名なアルバムで、今聴いても「凄い」と感じる。

「Billie Jean」を聴けばマイケルの歌とリズム感に驚き、

「Beat It」を聴けばロックとの融合に驚き、

「Human Nature」では美しい歌声に聴き入り、

「Thriller」では映像まで含めたエンターテインメントの凄さを思い知らされる。

「なぜ『Thriller』が歴史的なアルバムになったのか?」

ということが、40年以上経った今でも分かります。

ただし――。

もし私が、

「一番好きなアルバムは?」

と聞かれたら、答えは変わるかもしれません。

もしかすると『Dangerous』かもしれない。

あるいは、若きマイケルの魅力が詰まった『Off the Wall』かもしれない。

それほど、この4枚は甲乙つけがたい名盤なのです。


まとめ――4枚とも「最高傑作」と呼べる

『Off the Wall』から『Thriller』。

『Thriller』から『BAD』。

そして『BAD』から『Dangerous』。

この4枚を続けて聴いてみると、マイケル・ジャクソンというアーティストが、同じ場所にとどまらず、常に自分自身を進化させていたことが分かります。

だからこそ、この4枚から一番好きな作品を選ぶのは難しい。

歴史を変えた『Thriller』。

若き才能が爆発した『Off the Wall』。

マイケルらしさが凝縮された『BAD』。

新しい時代へ挑戦した『Dangerous』。

あなたなら、この4枚をどう順位付けしますか?

「売上」ではなく、「自分が一番好きなアルバム」という基準で選んでみると、意外な結果になるかもしれません。

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